2月16日(土) カラテア・ゼブリナ・フミリオ

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辛抱堪らず花(穂)のないカラテアを10日前に取り上げたら、自制の枠がはずれてしまいました。花はまたそのうちと見切りをつけて、カラテア本来の見どころである葉の美しさに浸っておくことにします。
緑の濃淡だけでこれほど魅せてくれるのは、濃緑模様の端が矢筈に切れていることにかなり依存しています。また、葉表が微妙にベルベット状で、木漏れ陽を怪しく吸収したり、逆に跳ね返したり、葉とも思えぬニュアンスを醸します。
本来のゼブリナは葉裏が紫を帯びるのに、このフミリオ(Calathea zebrina ‘Humilior’)はそこが緑です。園芸種のくせにあえて色を捨てるなんて、付け加えるだけが育種の方向かと思えば、こういう渋め路線もあるのでした。

過去のきょう 2018 オウゴンチク 2017 クロコダイルファーン 2016 コスモス 2015 ウメ(黒雲) 2014 センボンヤリ 2013 ラムズイヤー(ワタチョロギ) 2012 キリ 2011 カワヅザクラ 2010 パフィオペディルム・サンデリアヌム 2009 カカオ 2008 ベンジャミン 2007 サルココッカ 2006 ワルナスビ 2005 ヒメオドリコソウ

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2月15日(金) オオホウカンボク

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これは見事な眺めでした。ソフトボールの球ほどもある花の塊がこれだけ派手な色だし、一つひとつの花から飛び出た雌シベや花びらの先に散らばる雄シベが賑やかさをいやが上にも高めてくれています。
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こちらはまだ蕾状態も残る花房です。別に蕾まで美しいと言い募るわけではなく、この写真の主役は葉です。偶数羽状複葉で、垂れ下がり気味につくので、花の邪魔になるのが鑑賞する人間にとってはやや難点です。
中南米に分布する木で、英名だと「ベネズエラのバラ」と気張っています。いえ、気張っているのは和名も同じで大宝冠木とご大層です。大というからにはただの宝冠木もあるわけで、そちらは花房がわずかに小ぶりだし、色目も違います。

過去のきょう 2018 ノウルシ 2017 タマゴノキ 2016 ハイビャクシン(ソナレ) 2015 パキポディウム・グラキリス 2014 リギダ松 2013 ミヤマシキミ 2012 シライトソウ 2011 ハンノキ 2010 モミ 2009 イトススキ 2008 ホルトノキ 2007 オニヤブソテツ 2006 オオイヌノフグリ 2005 マンサク

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2月14日(木) ヒトスジグサ(アグラオネマ・コスタツム)

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そう言えばアグラオネマは一つだけ、しかも品種がわからずじまいのものを載せたままだったことを思い出しました。レオンの見直しもしていなくて、懺悔です。
などとしおらしげなことを言いながらヒトスジグサです。ふつう、アグラオネマ属の皆さんはアグラオネマ・○○と学名そのままで呼ばれるのに、このアグラオネマだけ(たぶん)はたいそう立派な和名をお持ちなのです。
ただ、ご面体を拝見すると、この特別好待遇には納得です。主脈が葉身と別色の場合、側脈にもその色が入り込みそうなものなのに、それが一切ありません。白一筋の主脈が偉そうに見えても、分をわきまえた側脈こそが傑物です。

過去のきょう 2018 シナミズキ 2017 イワニガナ(ジシバリ) 2016 ヤクチ 2015 コクテンギ 2014 バンダ(洋ラン) 2013 オモト 2012 カラマツ 2011 ノカンゾウ 2010 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2009 リョウメンシダ 2008 コバノカモメヅル 2007 ナギイカダ 2006 アテツマンサク 2005 ヘンヨウボク(クロトンノキ)

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2月13日(水) ビワモドキ

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○○モドキという名前の草木には大体にして憐憫の情を抱きます。別に造物主が手抜きをしてAに似せてBを作ったわけではなく、たまたま名付け親がBより先にAを知っていただけの話なのです。それで紛い物呼ばわりとはあんまりです。
などと言いながら、このビワモドキには「そうだよねえ」と首肯してしまいました。どうにもこうにもこりゃビワの葉だし、元々日本にはなくて、いまでも温室のなかの密やかな存在なので、「モドキ」を不満に思う人はごく少ないことでしょう。
ただ、ホオノキを思わせる花をつけ、丸くて大きな実ができるらしいのに、この木はそんな様子をいっこうに見せません。案外と、私ら鑑賞者よりはご本人がモドキ扱いに腹を立て、花や実をケチっているのだとしたら困ったものです。

過去のきょう 2018 キルトスペルマ・ジョンストニイ 2017 ギンメイチク 2016 アオハダ 2015 ヒメバショウ(ビジンショウ) 2014 フヨウ 2013 アリドオシ 2012 クリハラン 2011 オウギバショウ(タビビトノキ) 2010 ドンベヤ・ワリッキー 2009 マツザカシダ 2008 カマツカ 2007 アブラナ 2006 ネコヤナギ 2005 ユキヤナギ

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2月12日(火) アアソウカイ

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これはたぶん花の残骸ではないでしょうか。例によってアアソウカイはやたらに背が高くて、その天辺のことなので触って確かめることができません。
もう少し早かったらという悔しさと、痕跡とは言え見ることができた喜びと、そして次はいつここに来たらいいのかという戸惑いとが渾然一体の微妙な心持ちです。薄膜状のものは花びらだろうか、その上の太い軸は萼筒か、と、シャッターを押してはモニターで拡大し、しばしこのミイラの分析に没頭しました。
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ふと目を移すと、これはもしかして実でしょうか。次の花を待つよりも前に、この物体の変化追跡という楽しみもできました。この先、膨らんだ実を眺めて「ああ、そうかい。こんな形だったのかい」と膝を打つことを夢見ておきましょう。

過去のきょう 2018 イワガラミ 2017 アマゾンリリー 2016 ウメガサソウ 2015 桜の冬芽4種 2014 キクラミネウス水仙・Teteatete 2013 ムラサキオモト 2012 ヤマコウバシ 2011 モンステラ(ホウライショウ)  レッド・ジンジャー 2009 アブラチャン 2008 オーブリエチア 2007 アリドオシ 2006 ミドリハコベ 2005 ミツマタ

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